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音楽で言えばオリコンなどに代表されるいわゆる"シーン"に、映画で言えば垂れ流されるCMに映し出された観客の感想に、評論家と呼ばれる人間のその"評論"に、絶望とは言わないまでも愛想をつかし始めた中学生ぐらいの頃から、自分の中に生まれたちっぽけな一つの感覚を頼りに自分なりに自分の世界を広げてきたつもりです。あるときは自分にそぐわない感覚を否定してまでもね。重なり合う感覚を持った友人をつてにさらに広がっていく感覚を楽しむ。そしてたぶんそれを友情と呼んでいたのでしょう。
学生時代が終わると、もちろん仕事にもよるのでしょうが、その感覚の広がりは急激にその勢いを弱めます。人が生きていくというのは極めて狭い世界での出来事でしかなく、その狭い世界の中で、はぐくまれた感覚を元にさらに世界を広げようとするならまだしも、その感覚自体を広げるとなるとそれ相応の覚悟が必要になってきます。その覚悟を躊躇なくつけさせてくれるのがインターネットのすばらしいところだと思います。
SHADOWBOXERにはじめてたどり着いたのは、ゼンハイザーのMX500について検索をかけていた時でした。残念ながらMX500に関して求めていた情報は得られませんでしたが、その時に読んだニルヴァーナ・ボックスについて書かれたエントリー「27歳で死ぬということ」は当時27歳だった私を一瞬で惹きつけました。
ニルヴァーナはそれほどはまりぬいたというわけではありませんが、自分の10代を振り返る上では絶対に欠かせないバンドの一つです。それさえ忘れていた私がこのボックスを購入してしまったという事実。
管理人であるYARDさんの書く文章には、素直に自分の感覚を委ねることができます。そして、自分にはなかった感覚が新たに入ってくる喜びを、安心して楽しむことができるのです。
おそらく、SHADOWBOXERで紹介されたものをあらためて、うちでも紹介させていただくこともあると思います。
一応自分もHPをやる人間として、YARDさんのような、良い意味で回りくどい文章が書けるようになれたらうれしいなぁと常日頃思ってはいるのですが、いかんせん自分の文才の無さにしょんぼりしそうなので踏み切れずにいました。
せっかくだからと結構意識して書いたこのエントリーを読み返してみて、さっそくしょんぼりなのです。
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